テレビでも盛んに取り沙汰されている Windows7サポート切れ問題。
自分の所にも1日一件は問い合わせがあります。
なかなか時間が無くかけなかったのですがあまりに多いのでこちらに書きます。
先にまとめから
Windows7のまま使う場合、WIndows8.1やWindows10のパソコンよりもウイルスに感染するリスクは理論的に上がります。
「Windows10にしたから安心」と思うのは危険です。
Windowsのバージョンによらず偽のウイルス広告(情報を盗むよりも間接的にお金を取るのが目的)が表示されることはしょっちゅうあります。
家庭で毎日ネットもやらない、たまに使うくらいであればWindows7のまま壊れたら買い換えを考えればいいと思います。
いくら説明したところで人間なので不安はつきもの。
時期的にも最後にWindows7のPCが出てから4,5年は経っているのでそういった方は買い換えをおすすめします。
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「自分が使ってるWindowsのバージョンがわからない」場合、下記の画像をご覧下さい。
尚、Windows8.1は2023年1月10日までありますので8.1と10の違いは割愛します。
スタートボタン自体が見当たらない。それはWindows8になり既にサポート切れです。8.1は無償でアップデートできます。
詳しくは windows8 8.1 アップグレード などで検索いただきわからなかれば当方ではリモートにて有償で4,000円で行います
(※PC環境などによりマレに起動不能になることも1%程度で起こりえます。その場合の保証は致しかねます)
■詳細■
まず、第一に最新のWindows10であっても正しくWindows Updateが行われていなければ同じことです。
7や8.1に比べれば何もしなくてもシャットダウン時などに自動で行われるので安心度は上がります。
それなのでサポート切れなど関係なしにWindows7で適切にWindowsアップデートが行われていなければ
サポート期間中、期間切れ関係なしにウイルスなどに感染するリスクがあります。
次に感染経路。
これはPC使用者が何かしらしたために というものと ただネットにつないでいただけで何もしていないのに
感染する場合があります。
今回のサポート切れで注意しないといけないのが後者です。サポート中であっても脆弱性を修正するアップデート前に
感染してしまえば元も子もないですが。
過去振り返りますと
2003年 ブラスター
2017年 WannaCry(ランサムウエア、通称身代金ウイルス)
確率的にはとても少ないです。どちらも一般的なルーター(家庭内で複数の端末でネットをするための機器)を入れていればほぼありませんでした。
2003年のときはまだルーターも一般的ではなかったこともあり無防備な状態でネットにつなげていたために爆発的に感染しました。
(2003年当時は ADSLモデム→PC直接つなぎ。まだネットにつながる端末が1家庭1機器の時代でした)
※ルーターがあることでインターネット上からはルーターまでしか基本みられません。
※ルーターがない場合、 光電話入れていない場合などONUモデム→PC1台直つなぎですとインターネット上からはPCまで見られます。
今日ではこの直接つなぐということはほぼほぼないかと思います。テザリングはスマホがルーター代わりになりす。
※2009年 USBメモリーから感染するオートランが流行りましたがこの頃は、USBメモリー内のautorn.infというファイルをwindowsが自動で実行。
それにより起こりました。これは既に対策(ディフォルトで自動実行しないようになりました。)済みで今後も変わることはありません。
怖いのは何かしたことで感染するウイルス
ニュースでどこかの市役所で職員がメールに添付されてあったファイルを開いたことで感染。PC内の個人情報書かれたファイルが流出したといった
報道がされることも珍しくありません。
また、テレビにも出ている著名な人、尾木ママとかもウイルスではありませんが偽のウイルス感染情報を鵜呑みにして
急いでコンビニでギフトカードを買いコードを相手に教えて何十万も被害に遭ったと何かの番組で話してました。
この偽の情報はウイルスとはみなされないことが多いため(直接的にPCに害が及ばないため)ウイルスよりも厄介かもしれません。
これはWindows10のPCでも関係ないので「Windows10にしたから安心・安全なのになんでウイルスにかかっちゃったんだろう。怖い。
5,000円くらいなら払ってもいいか。」と逆に被害に遭う人も出てくるんじゃないかなあと思います。