今年になってからデータ復旧の相談・依頼が増えた気がします。
当パソポートでの最近の復旧率はというと・・・3割程度ととても低いです(;´Д`)

これは内部の精密な部品故障がほとんどのためです。
この場合まずず交換用のパーツを揃えるのが困難なのと
ものすごい神経を使う部品交換作業があるのため、提携先のデータ復旧専門業者を紹介することになります。
そうすると復旧にかかる料金が10万円近くいってしまいます。

データが入っているストレージは消耗品です。
想像し見てください。

「もし明日、PCが起動せず最悪データも壊れたら・・・」

恐怖に感じたら今すぐバックアップを作成して下さい。

 

参考記事:データは消えてからでは取り返しがつかないことも。バックアップで予防線を
https://pasoport.jp/data-backup/

 

====ここから本題の注意点です=================

ノートやデスクトップ型、スペースを取らないことから人気の一体型PC共通で、設置場所について

水平か垂直が望ましいです。

垂直?縦に立てて使うの?

はい。一体型PCは画面の裏側にパーツが詰め込まれています。

 

そして衝撃にも弱いです。とくに動作中。

このような物体がPCの内部にあります。ハードディスク(以下、HDD)といいます。
画像の左側がノート用、右側が一体型やデスクPC用になります。

IMG_7577

 

このHDDの中にWindowsや各ソフト、画像・動画・音楽・メールなど全てのデータが入っています。

PCの故障で一番の原因がこのHDDです。

 

HDDのカバーを開けると中身はこうなっています。

IMG_7578

 

大きな丸い円盤が1分間に5,400回転もしくは7,200回転します。

そして針みたいなものでデータを読み書きしています。

 

このように、通電すると回転します。

ディスクが少しでも傾くと針が当たったりぶれたりで傷が付いたりしてしまい、データの読み書きができなくなり故障します。
それ以外にもデータの読み書きをする針(ヘッド部分)が故障し、正しい動きをしなくなることにより読み書き不能になることもあります。

上の画像、431h とマジックで書いたのは431時間で壊れた ということです。

 

参考までにここ数ヶ月で交換したHDDです。

 

セクター不良-1

セクター不良-2

セクター不良-3[6]

 

セクター不良-4

 

セクター不良-5

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購入してからたった52時間でHDD故障の場合もあります。この場合は運用よりも最初からハズレを引いてしまったといった感じです。

 

余談ですがこちらはお付き合いの長い会社様で今から7年ほど前に当方から購入いただいたデスクPCの運用時間です。

50000時間です。まだまだ現役で未だ物理的なトラブルは無いですが予防もかねて先日、新品デスクに入替させてもらいました。

IMG_7499

 

IMG_7503

 

こちらは6年ほど前に導入。もうすぐ5万時間。尚、赤いボタンの異常は僕のUSBメモリーです。これはご認識です。

IMG_7500

 

IMG_7501

 

デスクトップはオリジナルデスクとしてパーツ単位で買い集めうちで組み立てて納品しています。
この方がカタログのスペック値だへではわからない品質部分がメーカー製よりも理論的に寿命が長いです。
使っている電子部品や基盤の材質がグレードが高いものになっているからです。

 

それと海外産より国産の方が安心・・・ということは全くありません。

中のPCパーツはほぼOEM調達です。
CPUならINTEL、ハードディスクに次いで不良になるのが電源、メモリーでメモリーも外部メーカーから調達です。
マザーボード(基板)も安いノートは外部メーカーに製造依頼しているケースが多いです

ハードディスクを製造しているメーカーはTOSHIBA含めてHGST(日立グローバル)、SEAGATE(シーゲート)、WD(ウエスタンデジタル)のみなので
FUJITSU社製ノートでも中のHDDはTOSHIBAだったりします。

 

余談ですが、これまでのサポート経験から圧倒的に故障を目にするHDDがあります。

ディスクの容量でいうと640GBと750GB

メーカーでいうと SEAGATE です。(最近の3TB以上の大容量タイプは以前より故障率は減っているようです。

メーカー名やHDDの稼働総時間、健康状態を調べられるフリーソフトもありますので「最近動きが遅い・」
「たまに固まることがる」などちょっとでも今までと違和感を感じたこれを試してみるといいと思います。

Crystal Disk Info

http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/crdiskinfo/

 

最後にノートPCの価格の違いと処理性能について

価格は基本的にCPU(人間でいうところの頭脳)のレベルで変わります。

安い機種は Atom、Celeron 高い機種はi3,i5,i7 という名前が付いています。

 

デスクトップならi3とi7でパフォーマンスはだいぶ変わりますが

ノートの場合、消費電力が抑えられていることもあり、i3とi7で値段以上のパフォーマンスの差が普通の作業ですと
体感差、感じられません。

 

CPU以上に動作に影響するのがディスクです。

HDDはデータを読み書きする針が一つしかない=データを順列でしか処理できません。

それに代わり今主流になってきてるのはSSDです。画像↓

「SSD」の画像検索結果

 

HDDと全く構造が違います。

黒い平べったいものがメモリーチップで、データがこれらチップから並列して読み書きが行えます。

 

こちらは参考動画。数年前のLenovoのノート。CPUは低スペックのCeleron

同一機種で左側が標準のHDD、右側がHDDからSSDに換装し、同時に電源ON.

 

このように大差がつきました。SSDは14秒!とちょっぱやです。

変な話し、CPUがi7でHDD 推定10万 より CeleronにSSD換装70,000の方が起動、シャットダウン、ソフト開く時間は
断然速いです。
(動画変換などCPU処理が影響する操作ではi7に軍配が上がります)

 

HDDとSSD、自分なりにざっくり違いを書くとこんな感じです。

IMG_7579

【解説】

ランチ時のコンビニ

並んでる人=データ PC起動時には大量の細かいデータを読み込みます。大行列中に相当します。

レジ=ストレージ HDDは1台のみ SSDは複数台あります。混雑時、レジが1台しかないお店はイライラしますよね。

レジ打ちの人=CPU 見習い=Atom、Celeron 熟練のレジ打ちと買い物袋に詰める人の二人大勢みたいないのがCorei3 , i5 早撃ちで両手使いのスペシャリストと買い物袋詰め=i7
(※あくまでざっくり説明です。i5 , i7 はデスクトップの場合。ノートではそこまで違いありません)

 

ノートPCはとにかく遅い というのはほとんどHDDが原因です!

デスクトップのHDDは円盤の口径が大きいのでそこまで遅く感じません。

自転車も同じ力でこいだ場合、車輪が小さいよりも大きい方が圧倒的にスピード出るのと一緒です。

 

【PCの依頼でも 動作が重い。動きが遅い。なかなk起動しない】  といった相談・依頼も増えています。

買ったときからWindowsの更新などでどんどん遅くなります。

 

「うちのPCもSSDにしたい!」

ネットで情報を探せばわりとできますが、もとの容量が大きかったりなどした場合、
パソポートではSSDにする前の下準備やSSD後にするちょっとしたカスタマイズ設定などを行います。

 

参考までに料金です。

クローンコピー 実質データが80ギガ低度まで 8,000円 それ以上は持ち帰ります。 +4,000円まで程度

SSD本体 128GB 7,000円 MCチップ採用!!!(低コストでもも寿命が短くなるTLCよりも耐久性があるのがMLCです。ここはこだわりたいです)

275GB TLCチップ 13,000円(容量が大きいのでそのぶん寿命もあるのでこの容量ではコスパ考えてTLCです)

 

ノート裏カバー全部外す必要がありの場合 2,000円

出張費

 

税込み総合計 17,000~33,000円 SSD本体含む

 

 

よろしくお願いします。

 

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