これまでは工事やさんなどに手伝ってもらいながら行っていましたが今年に入って
僕がこの仕事を始めた当初からお世話になっているうぇぶ屋の社長さんから「カメラの取り付けとかできる?」と話をいただき、
そこからいろいろ調べたり実践で経験積んだりして今では堂々と「工事から設定までできる!」と言えるようになりました。

何年か前はカメラには電源もアダプタからとらないといけなかったので取り扱えませんでしたが今ではPOE給電(LANケーブルで電源も一緒にとれる)が
一般的になりました。これも本格的にやっていこうと思ったきっかけです。

 

利用シーンは

保育園など人を預かっている施設内での安全確認

防犯目的

現場の外などでゴミや生き物を勝手に置いていかれる場合の監視

勤務状況確認

など。

 

カメラの選択基準は

  • 屋内用か屋外用か
  • 夜間撮影が必要か
  • 音声録音も必要か
  • 見ながらカメラの向きを操作するのが必要か
  • 録画は毎日必要か 24時間、勤務時間中のみ
  • 視野角(水平 60度から160度くらい 360度は魚眼レンズなど)

といったところです。

 

画質と視野角が上がればカメラの値段も高くなります。

 

カメラはネットワークでつながるので離れた場所からPC、スマホでリアルタイムで見ることができます。
録画も随時するので過去の映像を見ることもできます。

 

これは屋内用のドームカメラでの映像。水平角118度 部屋の全体を撮る場合

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こちらは水平角73.5度 部屋が狭い、特定の範囲だけでいい場合

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部屋の広さと録画したい範囲で選びます。

 

屋内作業の仕事
点検口が一つもないと取り付けは難しいです。
天井、石膏ボードがビス止めしてあって外せれば可能です。

例。赤枠の箇所。ここからLANケーブルを出したいけどボードも外せそうにもない

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仕切りを挟んだあたりの赤枠、ボードが外せたので無事通線できました。

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下記はPC出張サポートの経験が役立った例です。

屋外用カメラを事務所外の柱に取り付けた時の下準備。

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磁石がくっつくのはわかっていたのですがホームセンターへ行ってネオジウム磁石を見ると小さいサイズでも
1個1,000円くらいしました。

そこでPCパーツのハードディスクには強力な磁石がくっついているので分解し、磁石をうまく穴開けたり加工して
カメラの台座に取り付けました。

 

強力なのでびくともしません。

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屋外取り付け時は雨や土埃などからケーブルを守るように配管もします。

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現場をこなすうちに道具もどんどん増えていきました。

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自分でもいいアイデアだと思ったのLANケーブルと通線用の道具を結ぶ道具。

LANケーブルにかぶせてあるのがケーブルクリップという道具。
ケーブルクリップの先端はちょっと直径が広がっていたので鉄やすりで削りました。直径10㎜から8㎜にできました。

それを通線道具と結んでるのがキーホルダーなどの止め金具部分。ホームセンターでこれだけで売っていて見つけたときは
「これだ!!!」と喜びました。

 

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あともう一つ。キーホルダーに付けるようなミニミニLEDライト。
これは天井裏など暗いところで役立ちます。

通線道具の先にテープで固定。暗いところで通線道具の先端を視認できるので引き寄せやすくなります。

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ホームセンター行くたびに道具や部材をいろいろ物色しているので普通に1時間とか長居してしまいます。

 

工事が終わったらそのまま設定に入れます。

これのメリットは自分一人でほとんど行うので人件費部分の費用がかからず安く済みます。
これは大手のN○Tさんや関連などの工事現場を見たときに「明らかにこんなに人いらないだろう」と思ったから。
ぶっちゃけ一人でほとんど作業でき、補助的なことでもう一人いた方が工事がはかどるといったろこです。3,4台までは
点検口がない、天井裏が壁で反対側と隔離されているなど特殊な状況でない限り、一日で行えます。

※通線の引き込みは反対側で押したり引いたりしてもらうのでお客様に手伝ってもらいます。

 

設定項目は

PCやスマホで内部からも外部からも見られる設定

録画設定

 

録画はNASにします。NASとは一言でいえばネットワーク対応のハードディスクです。

参考 http://www.iodata.jp/product/nas/info/landisk/nas.htm

 

NASも色々なメーカーから出ていてそれぞれ特徴があります。
これも時間あるとき毎夜調べに調べ一番コスパがいいメーカーとモデルを考案しました。

その他録画だけではなくPC内のデータも自動でバックアップする設定もしています。

データは大概、デスクトップやドキュメント、ピクチャに入れると思います。
それらのフォルダ内で変更があったときにすぐにNASのあらかじめ設定しておいたフォルダに反映されるます。

つまりPC内のデータは常にNAS内の指定したフォルダと同期だれます。
PCは消耗品なのでこうしておけば急に壊れたときでもデータはNASから取り出し可能です。

さらにNASにはUSBハードディスクも取り付けでき、NASのデータをUSBハードディスクにバックアップもできます。
二重三重でデータをバックアップするので安心です。

 

最後に費用についてです。

実際の見積・請求した内容です)

屋外カメラ2台、録画設定などの場合、2台で24時間1ヶ月程度録画。

屋外用夜間対応有線ネットワークカメラ 1台33,000円×2=66,000円

NAS本体 27,800円
NAS内蔵ハードディスク WD社REDシリーズ(高耐久モデル) 3TB 16,000円
POPE給電4ポート対応ハブ 13,800円

カメラ取り付け工事2台分 15,000円 ※距離が長い、難しい場合は別途見積
(LANケーブル屋内引き込み、配管取り付けなど含む 外配管は取り付けやすさ 易 2mくらいずつ)

屋内、ルーター←→ハブ間、遠距離天井裏配線 4,000円

配線工事用部材 LANケーブル推定合計30m 6,000円

NASネットワーク初期設定 8,000円
カメラ接続設定 1台7,000円×2台=14,000円
PCバックアップ設定 1台1,000円

端数切り捨て -600円

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合計 171,000円です。

(この他にリピーター様割引きがありなどあります。)

 

文章だけで長くなりましたが設置・設定を考えていらっしゃる法人・個人様問わずご相談の程、お願い致します。