とてもお世話になっている事業者様からパートさんの給与計算を簡単にできないか。というお話をいただきました。

もともとプログラムなどは苦手分野ですがパズルのようにネットの情報を組み合わせていくのは得意なので挑戦してみることに。

やっとできましたー!最近、記事も書いていなかったので完成記念で書きます。

 

■ここまでの履歴

要望を聞き機器選定の打ち合わせ 1日

機器のセットアップ 1日
(スタッフ様、カード登録、勤怠ソフト、ネットバンキング登録、説明)

勤怠CSVデータから給与ソフト反映まで(仮) 1日

自動で計算できるように要望を確認 打ち合わせ 1日
勤怠CSVデータ 自動で給与計算 2日

最終説明 1日  総合期間2ヶ月

 

以下、今回の入替にかかった費用 全部税込み表記

  • 出張費6,000円の地域の所で
  • 技術・サポート料金 ざっくり合計 16万円
  • 導入ハード初期費用(タブレット、カードリーダー、接続ケーブルなど)  ざっくり30,000円
  • スタッフ用 ICカード (ICカードお持ちの方はそのカードを利用。 なければ nanaco 300円×人数分)15名分用意
  • システム初期費用 5人まで登録無料 それ以降一人登録ごとに105円 (今回33名+管理者など予備=3360円)
    KOKODASを利用 http://www.kokodas.jp/product/usb-timeclock/

総合計 ざっくり 20万円

ランニングコスト無し

これにより 20時間程度掛かっていた作業が2時間で。1/10のコストを実現しました。

 

その他導入前、検討ポイント

ネット環境は無くてもOK。 データはクラウド上に保存なのでネットができなければSIMフリータブレットにし、

So-net 0SIM を契約します。(毎月500メガまでの通信なら無料のSIMカードです。十分おさまります。
たまにでかいアップデートはご自宅に持ち帰ったりWi-Fi環境があるところで実行すればOKです)

 

 

 

まず出勤管理

 

Before アナログ方式 末尾に経理の方が一人一人手計算

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After

image

 

 

ICカードリーダーにICカードを置くことでクラウド上に出退勤時刻を記録

 

毎日、毎週、月次ごとにCSVデータが登録先メールに送信設定できます。

 

 

月次データを加工 毎月、締め日に送られてくるCSVファイルを加工します 以下サンプル画像は中旬から中旬となっています。

Before

SNAGHTML1c96ca5

 

 

Afrter

 

人がやると1シート(計算式などはメモ帳に載っているものをコピペするとして)20分! × 人数分のシート

それが3クリック程度で指定したシート1分程度で終わります(^^)

 

今回、以下の要望を取り入れました

  • 勤務時間は 8:30 固定 (早番の人は7時20から9時20まで2時間分は割り増し時給)
  • 退社はばらばら。1分単位で時給計算
  • 別ファイルにスタッフ一覧とそれぞれの時給、有給時の日当、土曜出勤時給を入力し、シートに反映
  • 最終的に合計を出す
  • 見た目をよくする 土日に編みかけ

 

image

 

excelが難しいのは時間の取扱です。

参考サイト http://www.excel.studio-kazu.jp/lib/e2h/e2h.html

掲載日は2008年と古いですが時間計算、平日、休日それぞれの時給合計に非常に参考になりました。ここがなかったら今も迷宮入りしていたことでしょう・・・
Ascii.JP ビジネス http://ascii.jp/elem/000/000/199/199044/index-2.html

J37からN41のブロックの計算合計を出すのが苦労しましたが出来たときの喜びはとても大きかったです(^o^)

 

最後にVBA

一応はexcelには操作した内容を記録してくれるマクロがあります。それを頼りにできるところまでやり失敗したらまたそこから再作成して
最終的に組み合わせてとやっていきます。

30日までしかない月や2月の時のために ダミー行を増やす マクロも作成。

 

マクロを実行すると

image

このようにしました。ここに入れた数字分右側のシートに移動し、そこから最後のシートまでマクロを実行するようにしました。

 

これも知識0だったので苦労しましたができたときは「やったー!」ってなりました。 以下、参考まで

 

Sub マクロ名()
‘ 勤怠表組 Macro ↓コメント
‘ 日付の終わりが34行目になっていることを確認 なっていなければ先に ※1行増やす を実行する

Dim rtn, i As Long
rtn = Application.InputBox(“開始シートの数字を入力してください”, Type:=1)
nn = ActiveWorkbook.Worksheets.Count
For i = rtn To nn
Worksheets(i).Activate
Call 実行するマクロ名

Next i

End Sub

 

 

加工が終わったら  このブログはマクロが完成したところで書いています。

給与ソフトは 給与らくだ を利用。
http://www.bsl-jp.com/products/krk07-pro/

CSVにて取り込み可能です。

各スタッフ毎の給与計算後、らくだに反映させるために1シートにまとめていくかもしれません。
ひとまずここまで。

 

タイムカードもピンキリでよほど複雑でなければ維持費のかからないこのような方法も候補になるのではないでしょうか。
ご依頼、お待ちしております。